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TOEICを初めて受けるにあたって、まずは400点を目指そうと考えている方は多いのではないでしょうか。
TOEIC400点台は、英語が苦手な人が最初に目標にするといいスコアです。
しかし、目標スコアは400点と決まっていても、「TOEICで400点を取得するのはどれくらい大変なのか」「いったいどうやって対策すれば400点が取れるのか」など、不安に感じている方も少なくないでしょう。
そこで今回の記事では、TOEIC400点の難易度、就活でどう評価されるかや、TOEIC400点を取るための戦略、おすすめの勉強法と教材・参考書・アプリなどをご紹介していきます。
今回の記事では、TOEICで400点を突破するためにおすすめの参考書や、戦略などを紹介しています。 参考書に関してはもちろんどれも勉強になるものばかりなのですが、TOEIC800点以上を有する筆者はこう思います。 の2つの教材に絞って学習すれば、TOEIC400点どころか、それ以上のスコアも狙える! 私も実際に新公式問題集とスタディサプリTOEICの2つに絞ってからというもの、一気にスコアを伸ばすことができ、結果として800点を突破することができたのです。 僕が800点を突破したスタディサプリTOEICの体験レビュー記事はこちら 短期間でハイスコアを取るためには、「 質の高い学習(=新公式問題集を中心に)」と「 隙間時間の活用(=スタディサプリTOEIC)」が不可欠です。 TOEICでまずは400点を獲得したい!と考えている人はぜひ上記2つの教材に絞り込んで学習に取り組みましょう。
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もくじ
TOEIC400点の難易度・レベルは?
TOEIC試験のスコアは、10点〜990点満点と幅広いです。
では、TOEIC400点はどれくらいのレベルなのかを説明していきます。
2021年1月に行われたTOEIC公開テストのデータによると、受験者の平均スコアは613点です。
TOEIC400点は受験者の平均点を下回るスコアである、ということがわかります。
また、スコア分布データを見ると、スコアが395点未満の人の割合は、受験者全体の10%のみです。
上記のデータを踏まえると、TOEIC400点はかなり低めのスコアであるということが伺えます。
ところが、TOEICには誰でも受験可能な「公開テスト」とは異なる、企業や大学などで開催される「IPテスト」というものがあり、公開テストと比べて、IPテストでは受験者の平均スコアが低くなっています。
2020年7月に公表されたデータによると、2019年に行われたIPテストでの平均スコアは470点となっています。
つまり、多くの大学生・社会人がTOEIC400点台であるということになります。
実際に、学生時代あまり英語が得意ではなかった人や、大学受験で英語科目を勉強しなかった人、社会人になってしばらくぶりに英語に触れる人が初めてTOEICを受験すると400点台になることも多いです。
TOEIC400点台は英検何級レベルなのか
TOEICは受けたことがないけど英検はある、という方の場合、TOEIC400点は英検でいう何級くらいのレベルなのか、気になりますよね。
TOEIC400点台は、英検と比べると準2級レベルです。
実際に、TOEICスコアと英検準2級取得者の関係のグラフによると、英検準2級を取得した人の多くがTOEICで395点以上を出しています。
英検準2級は、高校中級程度のレベルで、合格するのに必要な語彙数の目安はだいたい2600語〜3600語とされています。
英検準2級が高校中級程度のレベルなので、TOEIC400点は英語が得意な高校生であれば取れる可能性が高いでしょう。
また、少し英語が苦手な大学生・社会人でも、高校中級レベルの英語をしっかり復習すれば、TOEIC400点は取れるスコアだということが言えます。
TOEIC400点は就活ではどう評価される?
続いて、TOEIC400点は就活ではどのように評価されるのか説明していきます。
結論から言うと、TOEIC400点は就職・転職において有利に働くことは「ほぼ無い」と言ってしまってもいいでしょう。
上で説明したとおり、TOEIC公開テストにおける受験者の平均スコアは600点台ですので、TOEIC400点は平均以下の英語力ということになります。
エントリーシートなどにスコアを書いても、良い印象は持ってもらえない可能性が高く、むしろ「英語はできないんだな」「勉強は苦手そうだ」などという悪い印象を持たれてしまうかもしれません。
実際に、TOEICの運営元が公開しているデータによると、企業が新入社員に求めるTOEICスコアの平均は550点前後です。
また、中途採用社員に期待するTOEICスコアは600点くらいです。
つまり、転職ではより高いスコアが期待されているということになります。
TOEIC400点は企業が社員に期待しているスコアを下回るので、就活・転職でTOEICスコアを有効活用したいのであれば、一般的には600点くらいは必要なようです。
ただし、業界によってはTOEICスコアや英語力をそもそも必要としていないところもあります。
また、比率は少ないものの、TOEICスコアを採用時に参考にしないとしている企業もまだあります。
TOEICで400点を取るためのおすすめ勉強法
ここからは、TOEICで400点を取るための勉強法を解説していきます。
まずは試験を知ること
TOEIC400点以下の方のうち多くは、TOEIC試験を受けた回数がまだ少ない方だと思います。
また、TOEIC試験を受けたことがまだなく、初回の試験でとりあえず400点を目指スコアにしている、という方も多いでしょう。
TOEIC400点を取るために重要なことの一つは、TOEICがどういった試験なのかをよく知ることです。
まずは敵について知ることで、効率的に対策がしやすくなります。
TOEICという試験について、具体的には最低限以下のポイントは抑えておいた方が良いでしょう。
- 試験はリスニング・リーディングの2セクションで構成されている
- 試験時間は合計で2時間
- 問題数は合計200問
- マークシート方式
- テストは英文のみで構成されていて、日本語は出てこない
- リスニングセクションはだいたい45分間(試験の回によって若干異なります)
- リーディングセクションに残される時間は75分間
- リスニングセクションはパート1〜4までの4つのパートに分かれている
- リーディングセクションはパート5〜7までの3つのパートに分かれている
- 各パートに出題されるのはどんな問題なのか(この記事の後半で説明しています)
試験の構成や各パートの内容などを事前にきちんと把握しておけば、「これはどんな問題なの?」という風にいちいち迷うこともなくなります。
試験の全体像が見えていることで、落ち着いてそれぞれの問題に取り組むことができるので、問題を解くことに集中できるのです。
上記のポイントを読むだけではなかなかイメージが掴めないと思うので、実際にTOEICの問題を最低でも試験1回分は、通しで解いておくことが必須です。
できれば試験2〜3回分の問題を通しで解くと、問題傾向にもだんだん慣れてくるのでおすすめです。
中学英語の英単語・英文法を復習する
前述で説明したとおり、TOEIC400点のレベルは高校中級程度です。
しかし、TOEIC400点を目指す学習で、いきなり高校英語に取り掛かるのはあまりおすすめしません。
たしかに、TOEIC400点を取るためには、高校英語の知識も必要になってくるということですが、高校英語の基盤にあるのは中学英語の内容です。
TOEIC400点を目指している方の中には、英語学習にブランクがある社会人の方や、英語が苦手な方も少なくないかと思いますので、まずは中学英語の復習から始めることをおすすめします。
中学英語をきちんとおさえれば、高校英語の基礎部分はクリアすることができるので、まずは中学英語を徹底して学ぶのが効率的です。
具体的に学ぶべきなのは、やはり単語と文法です。
市販のTOEIC単語帳は、TOEICで出やすい単語のみを掲載しているものが多いですが、中学基礎レベルの英単語はTOEICの問題にたくさん出てくるにも関わらず、簡単すぎる英単語は省かれていて、単語帳に掲載されていないこともあります。
TOEIC頻出英単語だけを覚えても、中学英語の英単語を知らないと、リスニングでもリーディングでも英文を正しく理解することは出来ません。
また、400点を目標にしている人がTOEIC対策用の単語帳にいきなり取り組むと、知らない単語だらけで挫折してしまう可能性もあります。
そのため、400点台を目指している方や英語がとりわけ苦手だった方は、まず中学英語の英単語帳に取り組むことをおすすめします。
文法に関しても同様に、まずは中学英語を復習できる文法教材を使って、基礎文法をきちんと理解することから始めましょう。
400点を目指す人におすすめの英単語帳・英文法教材は、記事の後半で紹介しています。
TOEICの超頻出単語を覚える
TOEIC400点を目指す方は、中学英単語を覚えたら、その次にTOEICにでる基礎単語を覚えることをおすすめします。
多くのTOEIC対策用単語帳は、頻出度または目標スコア別に単語を掲載しています。
400点目標の方は、超頻出単語または400点・500点レベルの英単語だけ覚えればOKです。
もしくは、この記事の後半で紹介する「世界一わかりやすい TOEIC テストの英単語」を一冊覚えるといいでしょう。
単語の覚え方は、日本語訳を隠した状態で英単語をみて、意味を思い出すというやり方で行い、英→日ができるようになればOKです。
TOEICの問題では、英語をアウトプットする力は求められないので、日→英ができる必要はなく、英→日ができれば十分なためです。
400点を目指す方は、たくさんの単語を覚える必要はないので、頻出度の高い単語を優先的にしっかり覚えるようにしてください。
TOEIC400点を目指すなら捨てていい問題タイプ
TOEIC400点を目指す方は、問題を解いていて「難易度が高くて解けない問題」にたくさん遭遇するはずです。
というのも、級ごとに問題の難易度が異なる英検と異なり、TOEICは10点〜990点レベルまでの様々なレベルの人が同じ試験問題を解きます。
そのため、試験問題には初心者でも正解できる簡単な問題から、900点レベルの人でもなかなか解けないような難しい問題まで、様々な難易度の問題が含まれています。
400点を確実に取るためには、上級者向けの難しい問題はスルーして、簡単な問題を落とさず着実に正解することにフォーカスすることがポイントです。
難易度の高い問題にとらわれてしまうと、他の問題に手が回らなくなってしまい、時間があれば正解できたはずの簡単な問題まで取りこぼしてしまう懸念があります。
また、リスニングセクションでは、解けない問題で悩んでいるうちに、次の問題の音声が始まってしまい、音声を聞き逃してしまう可能性があります。
少し考えても分かりそうにない問題に時間をかけてもいいのは、TOEICハイスコアを狙う人たちだけです。
TOEIC400点が目標の方は、捨ててもいい問題(以下、捨て問)を瞬時に判断して、分からなくても戸惑わずに、すぐに次の問題へと進むことが大切です。
つまり、難易度の低い問題を優先的に解いていく、という戦略をとるべきということです。
そのためには、自分にとっての捨て問はどういったものなのか、しっかり知っておく必要があります。
ここからは、TOEIC400点を目標にする方が捨てるべき問題はどれなのかを解説していきます。
リスニングセクション編
まずは、リスニングセクション(パート1〜4)の捨て問を説明します。
パート1
パート1は写真描写問題です。
写真の描写として正しい英文を、4つの選択肢の中から選ぶ問題です。
パート1の問題には、人物が写っているものと、人物が写っていない風景だけの写真があります。
400点を目指す人のパート1での捨て問は、「人物が写っていない写真」の問題になります。
人物が写っていない写真の問題は、問われるポイントが分かりにくいため、正解率が低くなります。
パート2
パート2は、応答問題です。
質問や発言に対しての応答として、正しい英文を3つの選択肢の中から選ぶ問題です。
パート2の問題には、いくつかのタイプがありますが、400点を目指す人のパート2での捨て問は、「間接的な応答」が正解となる問題です。
間接的な応答とはどのようなものかというと、
Q:Do you know if there is any library in this town?
(この町に図書館はありますか?)
A:I’ve just moved here.
(最近引っ越してきたばかりなんです。)
Do you know~?で質問されているにも関わらず、「最近引っ越してきたばかりだ」という間接的な答えをしていますね。
この応答の意味を正しく理解するためには、「最近引っ越してきたばかり(だから図書館があるかは知らない)」というふうに、かっこの中で示している意図まで読み取る必要があります。
一方で、この質問に対する直接的な応答は、Yes I do./ No, I don’t.になります。
間接的な応答と、直接的な応答の違いが分かったでしょうか。
間接的な応答は意図が読み取りづらく難しいので、400点を目指す人は、まずはYes/Noで応答するような問題など、基本的なものを確実に正解できるようになりましょう。
パート3
パート3は、会話問題です。
2人または3人の人物による会話音声を聞いて、会話の内容について4つの選択肢の中から答える問題です。
パート3で特に難易度が高いのは、図表が含まれる問題です。
音声を聞き取るだけでなく図表の英文を正しく理解し、音声で聞き取った情報と照らし合わせながら答えなければならないので、難しい問題です。
図表問題は、2〜3問しか出題されないこともあり、400点を目指す人の場合は捨ててもいい問題になります。
パート4
パート4は、説明文問題です。
1人の人物によるトークやアナウンスを聞いて、音声の内容について4つの選択肢の中から答える問題です。
パート4でも、パート3と同様に図表問題が2〜3題出題されます。
パート3の図表問題と同様の理由で難易度の高い問題ですので、TOEIC400点が目標の方は、解けなくても大丈夫です。
リーディングセクション編
続いて、リーディングセクションの捨て問を教えます。
パート5
パート5は、短文穴埋め問題です。
文中の空欄を埋めるのに最も適したものを4つの選択肢の中から選ぶ問題です。
パート5の問題は、「文法問題」と「語彙問題」の2種類に大きく分けられます。
「文法問題」に関しては、問題のパターンが限られているため、たくさん問題を解いて基本のパターンを覚えれば、比較的すぐに正解率をあげることができます。
一方で、「語彙問題」に関しては、どれだけ単語をたくさん覚えておいても、選択肢に出てきた語彙を知らないと、正解することは難しくなります。
大量の語彙を知っておく必要があり、対策するにも時間がかかります。
TOEIC400点を目指す人は、文法問題を正解できるようになることを優先とし、語彙問題は「知っている語彙が出題されたらラッキー」くらいに捉えておくとよいでしょう。
パート6
パートは、長文穴埋め問題です。
1つの長文の中に4箇所空欄があるので、それぞれの空欄を埋めるのに適切なものを、4つの選択肢から選ぶ問題です。
パート6にも、パート5と同様に「語彙問題」が出てきます。
パート5の語彙問題と同様の理由で難易度の高い問題ですので、400点を目指す方はスルーしてOKです。
また、パート6には「文挿入問題」があります。
「文挿入問題」は、空欄を埋めるのに適切な「文章」を4つの選択肢から選ぶ問題です。
文挿入問題で正解するためには、空欄前後の文脈だけでなく、文章全体の流れや、登場人物たちの関係など、全体を細部まで理解したうえで答える必要があります。
難易度が高いうえに、解くのに時間がかかるので、400点を目指す方は後回しにすべき問題になります。
パート7
パート7は、読解問題です。
長文を読んで、文書の内容に関する質問に答えていく問題です。
パート7では、1つの長文を読んで答える問題に加え、2〜3つの長文を読んで答える問題(マルチパッセージ問題)がいくつか出題されます。
マルチパッセージ問題のなかには、長文同士の情報を照らし合わせて答える必要がある問題など、解答するのが難しいものも含まれています。
また、マルチパッセージ問題は、試験問題の終盤に登場するため、その頃には疲労も溜まって集中力がきれやすくなります。
TOEIC400点を目指す方は、無理してマルチパッセージ問題を解く必要はありませんので、まずは1つの長文の問題に正解できるようになることを目標にしましょう。
TOEIC400点を取る人が注力して勉強するべきパート
ここまで、TOEIC400点の人が諦めてもいい捨て問について説明してきました。
今度は、400点を取るためには、1〜7つのパートのうち、どのパートに特に力を入れて対策するべきなのかを解説します。
リスニングセクション編
パート1〜4まであるリスニングセクションのうち、TOEIC400点を目標とする人が特に対策を頑張るべきパートは、パート1とパート2になります。
パート1の問題で使われる文法は限られており、難しい文法や複雑な構文などは登場しません。
パート1で使われる文法パターンを理解し、問題を繰り返し解いていけば、すぐに問題慣れすることができるので、初心者の方でも得点源としやすいパートです。
ただし、使われる単語が他のパートにはあまり登場しないような、パート1特有なものもあるので、問題を解いていくなかで知らない単語を都度チェックして、覚えていくようにするといいでしょう。
パート2に関しては、TOEIC問題のなかで唯一の三択問題なので、消去法を使って正解できる確率が他のパートより高いです。
また、パート2の問題はパターンが限られているので、繰り返しパート2の問題を解くことで、比較的すぐにスコアアップさせることができます。
パート3とパート4は音声が長く、パート1やパート2と比べると難易度が高いので、400点を目標にしている人は後回しにした方がいいです。
リーディングセクション編
パート5〜7まであるリーディングセクションのうち、TOEIC400点を目標とする人が特に対策を頑張るべきパートは、パート5です。
前述にもある通り、パート5のなかでも初心者が比較的点を取りにいきやすいのが「文法問題」になります。
また、パート5で出題される全ての問題のうち、ほとんどが文法問題なので、文法問題の対策をしっかりすることで、リーディングのスコアを底上げすることが可能です。
パート5の対策は、長文問題であるパート6とパート7を解くために必要な基礎力構築にもなります。
400点を狙う方は、まずパート5の対策を徹底し、パート6とパート7は後回しにするのが最も効率的です。
TOEIC400点を取るためのおすすめ教材&参考書9選
では、TOEICで400点取得を目指している方におすすめの教材&参考書を、9つご紹介していきます。
単語教材編
まずは、TOEIC400点を目指すのにおすすめの単語教材を挙げていきます。
高校入試 でる順ターゲット 中学英単語1800
網羅性が高く、中学で習う英単語がよくまとまっています。
ターゲットシリーズは中学・高校でも教材として取り入れられることが多い単語帳で、学校英語の復習に最適です。
TOEICに出てくる単語もたくさん含まれているため、中学英語の復習をしながらTOEICに出る単語も学ぶことができます。
また、スマホで音声をダウンロードできる仕様になっているので、発音のチェックも簡単にできます。
中学校3年間の英単語が1ヶ月で1000語覚えられる本
こちらはターゲットのような「普通の英単語帳で単語を暗記するのが苦手」という方でも取り組みやすい単語教材です。
中学3年間で習う英単語1000語を1ヶ月で覚えられる作りになっています。
単語は短期間で何回も復習したほうが、長期記憶として頭に定着しやすいので、収録単語数は1000語と多くはないものの、短期間で語彙をまとめて覚えるのにおすすめの教材です。
勉強や英語に自信がない方だと「1ヶ月で本当に1000語も覚えられるの?」と心配になるかもしれませんが、本書には実際に1ヶ月で1000語を覚えるやり方が具体的に記載されています。
単語学習が苦手な方でも、単語学習の正しいやり方から説明してくれているので、スムーズに学習できるでしょう。
世界一わかりやすい TOEICテストの英単語
「中学校3年間の英単語が1ヶ月で1000語覚えられる本」と同じ著者の関正生先生の英単語教材です。
TOEICの単語はビジネス英単語も多く、初めて対策する人の場合だと、普通のTOEIC単語帳はとっつきにくく感じられるかもしれません。
「世界一わかりやすい TOEIC テストの英単語」は各見出し語に関先生の解説が付随しているので、ただ単語を丸暗記するのではなく、単語の成り立ちから理解して覚えることができます。
解説が多いので単語の網羅性は劣りますが、単語数が少ないので何周も復習できますし、頭に定着しやすくTOEIC初心者の方に非常におすすめな本です。
TOEIC400点を目指す方は、中学レベルの基礎単語を習得したら、まずはこちらの本でTOEIC単語がどんなものなのか学習するのがいいでしょう。
文法教材編
続いて、TOEIC400点を目指す方におすすめの文法教材を挙げていきます。
中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく
「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく」は、中学3年間で習う全ての英文法を総復習できる教材です。
難しい文法用語を避けて分かりやすく解説されているので、英語知識がゼロの状態の方でも取り組みやすいです。
練習問題も多く収録されており、解説をよく読んで文法を理解したあとに、実際に練習問題を解くことで知識をより定着させることができます。
また、練習問題の英文が全て収録されたCD付きなので、英文の正しい読み方を確認することができます。
TOEIC問題を解くのに必要な文法を、一から学び直すのにおすすめです。
マンガでおさらい中学英語
「マンガでおさらい中学英語」は、中学の英文法を漫画でおさらいできる、新感覚の文法教材です。
漫画なので英語が苦手な方でも読み進めやすいのはもちろん、中学1年で習う基礎事項をベースにした内容になっているので、ゼロベースから英文法を学び直すことができます。
普通の文法教材を読んでもよく理解できない、という方におすすめです。
TOEIC問題集編
次に、TOEIC400点を目指す方におすすめのTOEIC問題集をご紹介します。
公式TOEIC Listening & Reading プラクティス リスニング編
「公式TOEIC Listening & Reading プラクティス リスニング編」は、TOEICスコア300〜700点レベルの方に向けて作られた、TOEIC公式問題集です。
TOEIC400点を目指している方だと、通常のTOEIC公式問題集を解いてみても、解説が難しくてよく理解できない場合があります。
一方でプラクティスシリーズは、通常のTOEIC公式問題集シリーズと異なり、TOEIC初心者でも理解しやすいように易し目に作られています。
本書はワークブック形式になっていて、ガイドに沿って書き込みながら学習を進めていきます。
リスニングの勉強法が分からないという方でも、本書のガイドに従って勉強していけば、自分の苦手なポイントを明確にすることができ、苦手を攻略していくことができますよ。
公式TOEIC Listening & Reading プラクティス リーディング編
上記で紹介した、プラクティスシリーズのリーディング編です。
リスニング編と同様に、ワークブック形式になっていて書き込みながら学習していく仕様です。
「ユニット学習」「ミニテスト」「ファイナルテスト」の3部構成になっていて、基礎力を培いながら徐々に本番レベルの問題を解ける状態を目指すことができます。
TOEIC初心者がTOEICのリーディング問題に慣れていくのに最適な問題集です。
パート別対策教材編
最後に、TOEIC400点を目指す方におすすめの、パート別対策教材をご紹介していきます。
TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート1・2
「TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート1・2」は、TOEIC初心者の方が得点源としやすい、リスニングセクションパート1・2を、集中的に攻略できる教材です。
本のタイトルにあるとおり初心者向けの教材なので、TOEIC400点目標の方にもおすめです。
初心者向けではありますが、問題の質はどれも高く解説も非常に丁寧です。
TOEICリスニング対策に初めて取り組む方は、まずはこの教材から始めるといいでしょう。
TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート5
「TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート5」は、TOEIC初心者の方にとって狙い目のパート5を徹底的に対策できる教材です。
解説が易しく丁寧なので、TOEIC初心者でも無理なくパート5の対策をすることができます。
パート5の頻出パターンに慣れるにはもってこいの教材です。
TOEIC400点を目指す方は、この教材でパート5対策を行えば、パート5は十分に正解できる力を身に着けることができます。
TOEIC400点を目指す方におすすめの無料アプリ2選
最後に、TOEIC400点を目指す方におすすめのアプリを2つ、ご紹介します。
はじめてのTOEIC®︎問題集
「はじめてのTOEIC®︎問題集」では、パート1〜5までのTOEIC問題を解くことができる、無料スマホアプリです。
アプリに収録されている問題数は、全部で660問です。
収録問題はパートごとに分けられているので、自分の苦手なパートや重点的に対策したいパートの問題だけをひたすら集中して解くことができます。
「はじめてのTOEIC®︎問題集」は、その名のとおり初めてTOEIC対策に挑む人や、TOEIC試験を初めて受験する人に向けて作られたアプリになっています。
アプリには、各パートの問題概要や学習法の説明も掲載されていて、TOEIC試験がどんなものなのかや、各パートの内容について理解を深めることができます。
また、レッスンは「練習1→練習2→本番レベルに挑戦」という順番で、問題に取り組める構成になっています。
例えばリスニングの練習1では、画面に表示される音声スクリプトをみながら、リスニング問題を解くことが可能です。
また、練習1のリスニング音声は本番スピードより少しゆっくりめです。
次に練習2に進むと、スクリプトの表示がなくなりますが、音声は練習1と同じ遅さです。
最後に、本番レベルと同じ音声を聞いて問題を解く、という流れです。
このように、ステップバイステップで少しずつ難易度を上げていき、最終的に本番と同じレベルでも解けるように練習していくので、TOEIC初心者や英語が苦手な方でも無理なく学習することが可能です。
さらに、アプリにはTOEIC400点レベルの基本英単語が500語収録されているので、400点を取るために必要な英単語だけに絞って語彙学習をすることもできます。
400点を目指す方にまさにぴったりなTOEIC学習アプリ、と言えます。
早打ち英文法
「早打ち英文法」は、ゲームクイズを解きながら英文法を学べる、無料スマホアプリです。
中学・高校で習う英文法のうち重要項目を全てカバーしているので、TOEICの問題を解くのに必要な英文法も学ぶことができます。
be動詞、一般動詞、代名詞、疑問文などといった、中学1年レベルの基本事項も含まれているため、英文法を一から学び直すのにぴったりです。
英文を完成させるために語を順番に並べていく「整序英作」の他、空所に当てはまる語句を4つの選択肢から選ぶ「空所補充」など、様々なゲームモードが用意されているので、飽きずに学習を楽しめます。
「空所補充」モードの問題は、TOEICのパート5の文法問題と似通っているので、TOEIC対策に直結します。
まとめ
今回は、TOEIC400点の難易度、就活での評価、TOEIC400点を取るための戦略、おすすめの勉強法と教材・参考書・アプリをご紹介しました。
TOEIC400点は決して難しいスコアではなく、中学英語を中心にしっかり基礎をおさえたうえで、簡単な問題を確実に正解できれば達成できます。
TOEIC400点を目指している方のなかには、初めてTOEICに取り組む方や、英語が苦手という方も少なくないかと思うので、初心者向けの教材・参考書を使うのがポイントです。
ぜひこの記事を参考にしながら、TOEIC400点突破を目指してみてくださいね。
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